執行役員ご挨拶
東急リアル・エステート投資法人
執行役員
佐々木 桃子
投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より、東急リアル・エステート投資法人にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、2025年5月1日付で本投資法人執行役員に就任いたしました佐々木桃子です。本投資法人の発展のため、最善を尽くす所存ですので、前任者同様、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、ここに本投資法人2025年7月期の決算と運用状況についてご報告いたします。
まず、外部成長については、当期はTOKYU REIT虎ノ門ビル3期分割譲渡における1回目の譲渡を実施し、不動産等売却益1,986百万円及び買換特例圧縮積立金繰入額1,125百万円を計上いたしました。次に内部成長については、好調な賃貸マーケットを背景に、オーバーレント区画を含む多くの区画において増額改定・増額入替を実現しました。財務・資本政策については、物件譲渡資金を活用し、30億円の自己投資口の取得・消却を実施いたしました。また、スポンサーによる投資口追加取得も重なり、投資口価格は東証REIT指数をアウトパフォームして推移し、P/NAV倍率も大幅に改善、当期末のP/NAV倍率は0.88倍(対当期初比0.16pts改善)となりました。
当期の営業利益は5,348百万円(対前期比176百万円増益)、当期純利益は4,882百万円(対前期比176百万円増益)、1口当たり当期純利益は5,027円(対前期比215円増益)となりました。1口当たり分配金は買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い4,000円(対前期比2円減少)といたします。
次期以降については、2026年1月期においては、TOKYU REIT虎ノ門ビルの2回目の譲渡に加え、TOKYU REIT下北沢スクエアの譲渡を決定しており、不動産等売却益の計上を見込み、1口当たり当期純利益について5,279円(対前期比252円増益)、1口当たり分配金については買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い4,000円(対前期比同額)とする計画です。また、2026年7月期においては、TOKYU REIT虎ノ門ビルの3回目の譲渡による不動産等売却益の計上を見込み、1口当たり当期純利益について5,643円(対前期比364円増益)、1口当たり分配金については買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い4,000円(対前期比同額)とする計画です。
引き続き、EPSから1口当たり不動産等売却益を差し引き、1口当たり買換特例圧縮積立金取崩額を加えた「修正EPS」の中期目標3,500円達成に向けて、内部成長や外部成長のほか、財務・資本政策の面でも投資主価値向上に資する施策の実施を進めてまいります。
今後もTOKYU REITは「成長力のある地域における競争力のある物件への投資」により、投資主価値の最大化に努めてまいります。
投資主の皆様におかれましては、引き続きご支援のほど、お願い申し上げます。
2025年9月
