執行役員ご挨拶
東急リアル・エステート投資法人
執行役員
木村 良孝
投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より、東急リアル・エステート投資法人にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、2023年5月1日付で本投資法人執行役員に就任いたしました木村良孝です。本投資法人の発展のため、最善を尽くす所存ですので、前任者同様、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
さて、ここに本投資法人2023年7月期の決算と運用状況についてご報告いたします。
当期は、2023年7月に東京日産台東ビルの準共有持分30%を譲渡し、不動産等売却益1,282百万円及び買換特例圧縮積立金繰入額652百万円を計上しました。また、2022年6月に増築工事が竣工した東急虎ノ門ビル増築区画への入居が進み、稼働率は前期末に比べて1.9ポイント上昇して98.5%となりました。さらに、2023年1月に取得した二子玉川ライズの通期での収益貢献等により、賃貸NOIは5,226百万円(対前期634百万円増益)となりましたが、前期との比較では、不動産等売却益が3,303百万円減少し、営業利益は4,682百万円(対前期2,648百万円減益)、当期純利益は4,260百万円(対前期2,625百万円減益)、1口当たり当期純利益は4,357円(対前期2,685円減益)となりました。1口当たり分配金は、買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い、3,750円(対前期290円減少)といたします。
次期以降については、2024年1月に東京日産台東ビルの準共有持分30%を、2024年2月に準共有持分40%を譲渡する予定であり、2024年1月期及び2024年7月期に不動産等売却益を計上する見込みです。その結果、2024年1月期の1口当たり当期純利益は4,401円(対前期44円増益)、2024年7月期の1口当たり当期純利益は4,567円(対前期166円増益)となる予想です。
1口当たり分配金については、買換特例圧縮積立金の繰入及び一部取崩を行い、2024年1月期は3,750円(対前期同額)、2024年7月期も3,750円(対前期同額)とする計画です。
TOKYU REIT及び資産運用会社は、「ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)」及び「SDGs(持続可能な開発目標)」を重要な経営課題と位置づけ、「サステナビリティ方針」に基づき、重要課題(マテリアリティ)を特定し、ESGの各分野における取組みを推進しています。また、2022年8月にはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、気候変動関連リスク及び機会に関する「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標と目標」に基づき、定性的なシナリオ分析を実施し、2023年3月にTOKYU REITウェブサイトにて開示いたしました。
今後もTOKYU REITは「成長力のある地域における競争力のある物件への投資」により、投資主価値の最大化に努めてまいります。
投資主の皆様におかれましては、引き続きご支援のほど、お願い申し上げます。
2023年9月