環境への配慮に関する取り組み
環境への配慮に関する方針
2014年3月14日制定
背景と目的
グローバルの不動産投資運用業界においては、温室効果ガス排出の多くが不動産セクターに起因することを背景に、国連責任投資原則(PRI)、およびその不動産版である「責任ある不動産投資」(RPI)が普及し、運用業務の全般において環境への配慮の重要性が広く認識されつつあります。
本投資法人は、投資主価値の最大化を究極の目的とし、成長性、安定性及び透明性の確保を目指しています。そのためには、業務運営における環境への配慮と、その取組みの適切な開示がますます重要になっていくと考えており、ここに「環境への配慮に関する方針」を策定します。
環境への配慮に関する方針
本投資法人は、不動産投資運用における環境への配慮の重要性を認識し、企業の社会的責任として、環境負荷の低減や、持続可能な社会の実現を目指した取組みを継続していきます。
1.環境への配慮に関する取組みの推進
- 省エネルギーと低炭素化の推進
- 節水と廃棄物削減の推進
- 安全衛生や快適性の配慮
2.環境への配慮に関する推進体制の整備
- 責任ある法人としての体制の整備
- 社外の関係者との協働
DBJ Green Building認証制度(以下「本制度」といいます。)とは、環境・社会への配慮がなされた不動産(「Green Building」)を支援するために、平成23年4月に株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」といいます。)が創設した認証制度です。本制度では、対象物件の環境性能に加えて、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証し、その取り組みを支援しています。
なお、本制度の内容等については以下をご参照ください。
DBJ及び一般財団法人日本不動産研究所との共同運営サイト:DBJ GreenBuilding認証(DBJグリーンビルディング認証)
東急リアル・エステート投資法人が取得しているDBJ Green Building 認証は以下の通りです。
商業施設


非常に優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル
所在地 | 東京都渋谷区渋谷一丁目23番16号 |
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敷地面積 | 1,705.35㎡ |
延床面積 | 11,847.87㎡ |
構造 | 鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根 地上12階地下2階 |
竣工年月 | 平成16年9月 |


優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル
所在地 | 東京都渋谷区宇田川町21番6号 |
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敷地面積 | 784.26㎡ 〔信託不動産に係る面積:728.30㎡〕 |
延床面積 | 6,675.52㎡ 〔専有部分の面積:4,804.46㎡〕 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート・鉄骨造陸屋根 地上8階地下3階 |
竣工年月 | 平成11年10月 |
オフィス


極めて優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル
所在地 | 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号~6号 |
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敷地面積 | 21,315.68㎡ |
延床面積 | 94,373.72㎡ |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート・鉄筋コンクリート・鉄骨造陸屋根 地上28階地下2階 |
竣工年月 | 平成5年9月 |
※世田谷ビジネススクエアについては、共有持分割合55%を本投資法人が所有しています。


優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル
所在地 | 東京都港区虎ノ門一丁目21番19号 |
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敷地面積 | 2,016.83㎡ |
延床面積 | 11,983.09㎡ |
構造 | 鉄骨造陸屋根 地上10階 |
竣工年月 | 平成22年4月 |


非常に優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル
所在地 | 東京都千代田区四番町6番地 |
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敷地面積 | 2,754.18㎡ 〔うち信託不動産に係る面積:2,573.80㎡〕 |
延床面積 | 15,834.55㎡ 〔うち信託不動産に係る区分所有区画の専有面積:11,431.09㎡〕 |
構造 | 鉄骨造陸屋根 11階建 |
竣工年月 | 平成23年9月 |
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国内トップクラスの卓越した「環境・社会への配慮」がなされたビル |
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極めて優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル |
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非常に優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル |
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優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル |
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十分な「環境・社会への配慮」がなされたビル |

東急リアル・エステート投資法人の資産運用委託先である東急リアル・エステート・インベストメント・マネジメントは、本投資法人を対象として、2014年からGRESBリアルエステイト評価に参加し、2015年より、最上のカテゴリーである「Green Star」の評価を継続的に獲得しています。
GRESB(グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク)は、欧州の年金基金グループが創設した不動産会社・運用機関のサステナビリティ配慮を測るベンチマークで、主要機関投資家によって投資先を選定する際などに活用されています。

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度:Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)は、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」における省エネ性能の表示の努力義務に対応した、住宅・建築物を格付けする第三者認証制度です。国が定める建築物エネルギー消費性能基準に基づく一次エネルギー消費量から算出されるBEI(Building Energy Index)の値によって評価されます。
本制度に基づく評価・表示は、評価協会会員である登録住宅性能評価機関、指定確認検査機関あるいは登録建築物調査機関のうち、BELS業務を実施する機関としての届出を行った機関が実施することとされています。
評価結果は星の数(1つ~5つ)により表示されます。
東急リアル・エステート投資法人が取得しているBELS評価は以下の通りです。
物件名称 | 評価 | 評価取得日 |
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東急池尻大橋ビル | ★★ | 2017年1月23日 |
東急REITは同制度にて2015年度より最高位である「Sクラス」を継続的に獲得しています。
事業者クラス分け評価制度とは、「エネルギーの使⽤の合理化等に関する法律(省 エネ法)」の工場・事業場に係る措置の定期報告を提出する全ての事業者をS・A・ B・Cの4段階へクラス(注)分けする制度です。優良事業者(Sクラス)は経済産業省 のホームページに業種別に公表されます。
(注) 「Sクラス事業者」= 定期報告書(平成27年度3月末確認時点)において5年間平 均原単位を年1%以上低減(努力目標)またはベンチマーク目標を達成している者
「Aクラス事業者」= SクラスにもBクラスにも該当しない者
「Bクラス事業者」= 定期報告書において努力目標未達成かつ直近2年連続で原 単位が対前年度比増加、または、5年間平均原単位が5%超 増加している者
「Cクラス事業者」= Bクラス事業者の中で特に省エネ取組が不十分と判断された者